ニーヤの伝説
〜愛のデトニヤ劇場☆(待て〜
決戦の章〜豚肉って結構美味いよね〜
まえがき。
最初のニーヤのセリフで「扉の中へ」(天地創造より)の用意を!(何
あまごいのさいだんへ!
デグテール出現から「立ちはだかるもの」(天地創造ボス戦)を再生しなさい!否、しろ!(待て
呪文はどっかから影響受けてます。ネタが分かった人はまず憤りを感じるでしょう(爆砕
デスマウンテン カメイワ付近
デットは、カメイワを出るとすぐに、西へ向かった。
向かってくるモンスターをなぎ倒しながら、デットはガノンの構える塔へと急ぐ。
「急がなきゃ…、急がなきゃ…!」
もう、力の通り道が開きかけている。悪魔の沼への突入で時間を取りすぎた所為だ。
「デット!」
シープの叫ぶ声。何なのかと尋ねる前に、デットは気付いた。
モンスターに囲まれていた。だが、咄嗟の判断でデットはメダルを握りしめ、サッドネスノクターンを掲げる。
「エーテルッ!」
おびただしい冷気がモンスターを襲い、氷らせる。
デットはそれを見、また走り出す。ガノンの塔が見えてきた。
「デット、私達の力で、この結界を破ります!」
ガノンの塔の入り口まで来た時、ニーヤが言った。
デットは頷き、口を開く。
「ああ、頼んだ」
ニーヤは、デット達が下がるのを見届けた後、呪文を唱えた。
「其のh――
「それは色んな問題が発生するから止めろ。特に権利関係」
突然デットがツッコむ。
インs(ry はどうしても言ってみたかった…、と言う心の声が聞こえてきそうでもないが…。
―闇より現れし邪な魂……
ニーヤの声がデスマウンテン中に響き渡るかのような錯覚に陥った。
魔力の所為だろう。相反する魔力がぶつかり合ってこういう現象が起こるのだろう。
「しかしまあ良くありそうな呪文だなおい」
―そのものを隠せし結界を暴き……
ガノンの塔を取り巻く結界が大きく揺らぐ。
螺旋状に伸びていた光の柱は点滅し始める。光が暴れ始める。
もう少しだ。ニーヤは最後の呪文を唱える。
―我が歩を進める路を示せ!
結界の揺らぎがさらに大きくなる。
光の柱の点滅はさらに激しくなる。赤と青の連続した光が空間を埋め尽くす。
「これは…!?」
デットは驚愕した。これではまるで……。
「ポケモンショックの時の演出ね」
「ああ」
ロザリオとイヴァリアスが交互に言う。因みに仮面着用済。
「これがアニメ作品だったらてんかん症状起こす人が現れたろうな」
「ほほう、ポケモンショックの再来ですな」
「この場合ニヤ伝ショックだろ」
デットが茶化す。これから最終決戦だというのに、この緊張感の無さはどうだろう。
いや、そんなことはどうでも良い。こうやって茶化すくらいの元気がなきゃ駄目だ。
―アンチフォース!!
七賢者がそう高らかに叫べば、結界はたちまちその姿を消し、光は収まり、光の柱は根本から消えてゆく。
「これで、結界は破られました。今こそ、決着の時です!」
「ああ!」
ガノンの塔 1階 「デグアモスの間」
広間には、6体の石像があった。
それは、東の神殿で闘ったものと同じだった。
彼等の後ろには階段がある。どうやら、倒すしかないようだ。
デットが弓矢を用意するや否や、ロザリオが前に出る。
「ここは私に任せて」
デットは頷いた。
像が動き出す。その様子を見るとロザリオは呪文を唱える。
「ディレイ!」
像の動きが遅くなる。デット達は遅く落下してくるその像を避け、階段へと向かった。
「デグアモス…これくらいなら私でも!」
ガノンの塔 1階〜2階 踊り場
「デット、次は俺がやる」
イヴァリアスが言った。
次の階も、ボスがいるだろう。
デットが一体ずつ倒していたら時間が無くなる。
ならば、誰かが変わりに闘うしかない!
「任せた」
デット達は階段を一気に駆け上がる。
案の定、あのムカデ…ラネモーラがいた。
三体のムカデは、一斉に飛び出す。
それにより飛び散った岩を避けながらデットは階段へと向かう。
「頼んだぞ、デット…」
ガノンの塔 3階 「デグテールの間」
その部屋には、デグテールがいた。
「ここは僕が――
「いや、いい」
シープの申し出を断るデット。
「どうやら、ここは倒さないといけないみたいだしな」
デットの言うとおりだ。階段は鉄格子に封じられている。
ならば、デグテールを倒さなければ、上には行けない。
デット自身が闘わなければならない。
「だったら、共に闘おう」
「ああ」
デグテールにナイフを向けるシープ。それに対しデットは、デグテールに狙いを定め、弓矢を放った。
矢はデグテールの足に命中し、デグテールは咆吼をあげる。そこにシープのナイフが尻尾を切り裂く。
デグテールは萎む。デットは弓矢を放ち続けた。
それらは全てデグテールの足に命中。動けなくなった所でシープがナイフを突き立てる。
デグテールは爆発を起こし、咆吼をあげる。
「鉄格子が…」
「やったな、シープ」
デット達は、次の階へと上っていった。
ガノンの塔 4階 「ジークロックの間」
階段を上りきった時、炎の弾が飛び出してきた。
「うわっ!」
「ジークロック!」
彼等の目線の先には、巨大な仮面を被ったサソリ…ジークロックがいた。
後ろにある階段に鉄格子が降りる。どうやら、ここも闘わなければいけないらしい。
デットはロザリオから道具の入った袋を渡されていた。ロザリオ曰く「何でも入る御都合主義的ポケットもとい小袋」らしい。
それを聞いた時デットは思った。四次元に繋がってるとか言ったら大問題だぞ…と。
デットはマジカルハンマーを出す。何故かハンマーは巨大化する。
「…何で?」
シープはナイフを取り出し、構える。
「デット、仮面を壊すんだ!奴のコアを直接叩く!」
「わかった!」
デットはハンマーを両手で持って走り出す。
「やあっ!」
ハンマーをジークロックの仮面目掛けて振り下ろす!
しかし、仮面はびくともせず、逆にハンマーが弾かれた。
ジークロックは尻尾をデット目掛けて振るう。
だが、それはシープの手により阻止された。
ジークロックは咆吼をあげ、切れた尻尾を振り回す。少なからずダメージはあったようだ。
「もう一発!」
2発目を振り下ろす!
またもやハンマーは弾かれた。
3!4!5!6!7!8!9!
「なんて堅さだ…ッ!」
ジークロックの口から炎が飛び出す。
デットは炎にその身を灼かれるが、気にすることはない!
青い服のお陰でダメージは軽減されている!
デットは打ち続けた。
10!11!12!
そして、13発目でやっとヒビが入った!
14!15!16!17!
既にヒビは仮面の全域に達している!後一発だ!
「これで…最後だッ!」
仮面が音を立てて割れる。
自分の仕事は成し遂げた!
「はああっ!」
シープが剥き出しになったコアをナイフで突き刺す。
ジークロックは力尽きた!
「鉄格子が上がった…」
部屋の中央に宝箱が出現する。
デットはそれを開けてみる。中身はうすずみ色の服だった。
「喪服じゃねーんだから…」
一応着替えてみる。喪服に見えるのは気のせいか。
「防御力が上がるから我慢するけどな…」
デットの肩に手を乗せ、シープは言った。
「行こう」
ガノンの塔 5階 「ワートの間」
そこには、何もなかった。いや、見えなかった。
だが、向こうに見える階段に鉄格子が降りているのを見れば、ボスがいると思える。
「順番から行くと、ここは…」
「ワート…」
突然、天井から何かが降ってくる。
泡を体中に付けた巨大な目玉…ワートだ。
「僕が泡を身体から剥がす。だからシープは…」
「泡を壊せ、か?」
「ああ」
デットは走りながらサッドネスノクターンを抜く。
サッドネスノクターンの周りに稲妻が走る。
回転切りを使うつもりだ。
「回転切りッ!」
荒れ狂う波動がワートを襲う。
だが、ワート自体には外傷はない。泡が数十個剥がれただけだ。
シープは泡を一つずつ壊していった。
それを数回繰り返し、泡が無くなった時、ワートは暴れ出した。
しかし、デット達は冷静に、巧みに移動し、ワートの眼を狙って攻撃する。
ワートは滅んでいった。
「…次に行こう、デット」
デットは頷いた。早くしなければならない。ガノンのもくろみを阻止しなければならない。
一瞬でさえも、今のデットからは遅く感じた。
ガノンの塔 5階 「ガモースの間」
ガモースが動き出した。
それに釣られて、床とブロックが動き出す。
「デット、ボンバーのメダルを僕に!」
「…ああ」
デットはボンバーのメダルをシープに渡すと、シェイクのメダルを取り出す。
「…避けろよ…!」
「お前もな…!」
片方はナイフを掲げ、片方はサッドネスノクターンを掲げた時、二人は同時に叫んだ。
「シェイク!」
「ボンバー!」
地鳴りと業火が同時に起こる。地鳴りはブロックを破壊し、業火はガモースを襲う。
ガモースはその業火をかわし、デットに向けてビームを放つ。
「そう簡単に!」
デットはミラーシールドを使い、ビームを跳ね返す。
ビームはガモースには当たらなかったが、隙を作るのには十分だった。
「はあっ!」
シープがナイフを振るうと、炎の刃が現れ、ガモースに向かって飛んでいった。
ガモースは咄嗟にビームで相殺する。
「シープ…」
「ああ…やるか…」
「これで魔法は使えないかもな…」
エーテルのメダルを取り出す。成功率は低い。これを外すと殆ど魔法が使えなくなる。
だが、やるしかない!
シープがナイフを掲げる。
「ボンバー!」
業火が空間を埋め尽くす。最大出力だ!
シープは闇雲にナイフを振り回す。その時、荒れ狂う炎の渦がガモースを襲う!
デットは意識さえ飛ぶような熱さを感じた。
炎の渦が消え、炎さえも消えた瞬間、デットはサッドネスノクターンを掲げる。
「エーテル!」
デットとシープの周りから冷気が吹き出す。
その冷気は室内を急激に冷やしていく。
ある時、壁にひびが入る。
「…成功…か?」
ガモースは凍り付く。
そして、前身にひびが走る。
デットはサッドネスノクターンを突き刺す。
「鉄格子が開いた」
ガモースが粉々になった瞬間、シープは言った。
時間は、そんなに残されてはいない。
ガノンの塔突入〜今までのボスのダイジェスト(光の世界、闇の世界前半)までをチョイス。
仕様により階を進めるごとに今までのボスと再戦という形にさせていただきました(待て
今度はデッd強力な武器を手に入れます。その名もヴァルトーr(ry
…げふ、なんか呪文はどっかから影響受けたって話ですぜ(何
偽名「…『其のh(ry』もパロってみたかったらしい。これ以上著作権侵害してどうすんだか」
…だそうです。
呪文のシーンはやってみたかっただけですよー(何